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矢勝川堤

「新美南吉」の童話の世界を具現化!矢勝川の彼岸花

300万本の彼岸花(画像提供:半田市観光協会)

見頃を迎える花の種類
■彼岸花/例年9月下旬~10月上旬

ごんの秋まつり

2024/9/20(金)~10/4(金)

新美南吉記念館 屋外休憩所「南吉童話街頭紙芝居屋さん」 
  2024/9/21(土)・22(日)・23(月)・28(土)・29(日)
  ① 10:30~ ②13:30~

彼岸花の結婚式と花嫁行列
  2024/9/22(日) 15:30~ 花嫁行列
  2024/9/28(土)16:30~17:30 半田商業高校生プロデュースの結婚式と花嫁行列

ハナノヒカリプロジェクト
  2024/9/27(金)~29日(日)

愛知県半田市にある矢勝川の堤防沿いに、9月下旬頃から10月上旬にかけて彼岸花が咲き誇ります。地域の住民とともに、創作した堤一帯の彼岸花は、東西に1.5km,約300万本。真っ赤に染め上げられた矢勝川堤は、新美南吉の童話「ごんぎつね」の世界観を表現されています。

童話の世界観そのままののどかな風景が広がる矢勝川周辺。名鉄河和線「半田口駅」から県道264号線へ向かい、5分ほど歩くと「ででむし広場」に出ます。広場から矢勝川堤までの道のりがウォーキング・コースとなっており、そこから西へ約1.5キロほど進むと新美南吉記念館に辿り着きます。

愛知県半田市のお出かけスポット矢勝川堤の彼岸花
遠くに権現山が見える矢勝川の堤は、真っ赤な絨毯を敷いたような彼岸花の光景が美しい!(画像提供:半田市観光協会)

約1.5kmの真っ赤な絨毯!市民の手で大切に育てられている彼岸花

矢勝川堤が最も賑わうのが、彼岸花のシーズン。300万本余りの彼岸花が、矢勝川の堤東西約1.5kmを真っ赤に染め上げます。秋の風物詩の彼岸花を見ると、教科書で習った「ごんぎつね」を思い出す人も多いのではないでしょうか。童話に描かれた「~赤い布のようにさきつづく~」の一節にもある幻想的な風景が目の前に広がります。

この美しい景観が生まれたのは、1990年に入った頃。新美南吉顕彰会で広報を担当していた小栗大造さんが、「ごんぎつね」の風景にちなんで、矢勝川の堤防に彼岸花を植栽することを発案しました。最初は一人で始めた活動でしたが、次第に仲間が増え、その年の秋には彼岸花が約1,000本が咲いたと言われています。その後も活動は続き、草刈り、植え付けの作業には地元の小中学生も参加するなど「彼岸花大作戦」と称して展開され、1993年の秋には25万本が開花するまでに至りました。

現在では、1995年に発足した「矢勝川の環境を守る会」が中心となり、矢勝川堤の環境美化や彼岸花の株分けなどを行っています。美しい花を見られるのは一年の中でわずかな期間ですが、この時期のために、一年を通して地域の皆さんとともに手入れが行われています。南吉が愛した美しい景観を、大切に守り継いでいる様子が伺われます。

愛知県半田市のお出かけスポット矢勝川堤の彼岸花
今では約300万本が咲く彼岸花の名所に!(画像提供:半田市観光協会)
愛知県半田市のお出かけスポット矢勝川堤の彼岸花
白い彼岸花も咲き、紅白で楽しめる (画像提供:半田市観光協会)

あわせて訪れたい「新美南吉記念館」

芝生で覆われた、波打つ屋根のシルエット。新美南吉記念館は、自然との調和を崩さず、柔らかい曲線が印象的な佇まいが特徴です。入り口は坂を下ったところにあり、歩を進めば、童話の森に溶け込んでいくかのようです。

常設展示では、南吉の自筆原稿や日記、手紙、図書などの資料を通して、南吉の生涯と文学世界を紹介。代表作のジオラマもあります。「ごんの秋まつり」期間中は、特別展「南吉の昭和17年」が企画されます。昭和17年は、南吉が後期の代表作を多く書き上げて、はじめて童話集を出版した年。死の前年にあたるこの一年に焦点が当てられます。

鑑賞だけでなく、周辺を散策したり、併設カフェでオリジナルコーヒー「権ブレンド」を味わったり…新美南吉の童話の世界観に浸りながら、のんびりと過ごせます。

半田市のゆるキャラ「だし丸くん」と新美南吉童話イメージキャラクター「ごん吉くん」(画像提供:半田市観光協会)
愛知県半田市のお出かけスポット矢勝川堤の彼岸花
鮮やかな芝生と、波打つ屋根のシルエットが印象的な新美南吉記念館 (画像提供:半田市観光協会)
童話「ごんぎつね」の舞台・彼岸花の名所
矢勝川堤

ヤカチガワツツミ

愛知県半田市岩滑西町1-10-1(新美南吉記念館)周辺
知多半島道路「半田中央IC」から車で5分
【公共交通機関】名鉄「半田口駅」から矢勝川堤まで徒歩10分(新美南吉記念館まで徒歩20分)、または、名鉄「知多半田駅」よりごんくるバス「新美南吉記念館」下車

0569-32-3264
有(平日のみ新美南吉記念館の駐車場を利用可 ※その他の日は臨時駐車場周辺有料駐車場をご利用ください)
【新美南吉記念館】観覧料220円、中学生以下無料
【半田市観光協会】https://www.handa-kankou.com/ 
【新美南吉記念館】http://www.nankichi.gr.jp/

※情報はページ上の更新日現在のものです。取材時と一部内容が異なる場合があります。

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SAKURA編集部_Megumi.Iです!初めての街や初めてのお店ってワクワクしますよね。暮らしに役立つ情報を通して、そんな素朴なワクワクをお届けできるように頑張ります(^^)


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コメント一覧 (1件)

  • ごんぎつねの舞台である矢勝川に、地域の手で創り出された300万本の彼岸花は圧巻です。南吉記念館を中心に色々なイベントも開催しています、向かいの和食てんさんは無料駐車場もあり美味しいお食事がいただけます

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