愛知県の小さな離島、自然豊かな「佐久島」のアート巡りの旅へ!

佐久島の海も、まるで額縁で切り取られたような素敵なアートに。どこから撮影しても映える、人気ナンバーワンスポット。
(画像提供:西尾市 佐久島振興課)
名古屋市の中心部から直線距離で約50㎞南、愛知県西尾市一色町に属する離島で、三河湾のほぼ真ん中に浮かぶ「佐久島」。透明度の高い美しい海や緑豊かな自然、三河湾で採れる新鮮なエビやタコなど海産物が豊富なエリアです。
そして、近年では若者を中心に“フォトジェニック”なスポットとして人気を集めている「佐久島」のアート。島内に22作品と一色港付近に2作品、合計24作品が展示されており、島のあちらこちらに点在するアート作品を鑑賞できます。大自然に溶け込むアート作品は、どれもアーティストの考えやコンセプトが詰め込まれた斬新かつ独創的な世界観を放ち、季節の移り変わりと共に、さまざまな表情で私たちを楽しませてくれます。
フォトポイントはココ!

場所:弁天サロン内
佐久島にある実際の風景を舞台にした版画作品が6点展示されています。
月曜休館(祝日の場合は翌日休館)
(画像提供:西尾市 佐久島振興課)
「佐久島」のアートは、1996年から町おこしの一環としてスタート。今では人口約220人(※2022年度統計)の小さな島に、全国から10万人を超える観光客が訪れる人気の観光地となっています。
また、アート作品はすべて無料で楽しめます。全作品を制覇したいという方には、アート作品をスタンプラリーしながら鑑賞できるイベント「アート・ピクニック」がおすすめ。自転車を借りて、佐久島の自然を満喫しながらアート巡りするのもいいですね!
それでは、佐久島へ行ったら一度は訪れてみたい、人気のアート作品を紹介していきます。
スタンプラリー「佐久島アートピクニック」
■日程/2025年4月~2026年3月 常時開催中
■内容/佐久島内外に点在する常設展示アート作品24点をたどって、島を巡るスタンプラリー。一色・東・西渡船場と弁天サロンで無料配布しているスタンプシート(地図と解説付き)を持って、自然豊かな風景が広がる佐久島の面白いところや魅力をたくさん発見してみよう!
自然と一体になれる絶景の癒しスポット!佐久島アートを代表する作品「おひるねハウス」
こちらは、佐久島西港から歩いて15分の石垣(しがけ)に佇むアート作品「おひるねハウス」。沿岸沿いにポツンと現れる黒いキューブのようなアートは、島の西集落にある黒壁をモチーフにして創られています。シンプルな造形の内部は9つの部屋に仕切られており、好きなところに入ってその中で寝そべったり、海を眺めてくつろいだり、潮風や波の音に耳を傾けたりと、その名の通り、お昼寝したくなるような居心地のよさです。

場所:石垣(しがけ)海岸
四季折々の美しい自然とアートが融合する作品。自然体で絵になるフォトジェニックスポット。
(画像提供:西尾市 佐久島振興課)
青い空と海に、真っ白な建物のコントラストが眩しいほど輝く「イーストハウス」
先ほど紹介した東側の「おひるねハウス」とは対照的に、真っ白に塗られた箱型のアートが青空に映える「イーストハウス」。階段の横からは、白くまっすぐな長い道が続き、もう一つの白い箱型のアートに繋がっています。この中にはベンチがあり、潮風を浴びながら佐久島の豊かな海や景色を眺められます。
また「イーストハウス」は「おひるねハウス」の対岸にあるので、箱型アートの四角い穴から向こう岸をよく見ると、遠くに「おひるねハウス」が見えてきます。階段を上れば作品の上に立つこともでき、佐久島の絶景が360度パノラマビューで見られます。(※強風の時は危険なので、上がらないでくださいね。)

東地区にある東屋なので、作品名はシンプルに「イーストハウス」 南川祐輝 。どこまでも続く青い空と海に真っ白なアートが美しく輝く。
(画像提供:西尾市 佐久島振興課)
風と共に暮らす佐久島の文化と現代アートが融合「カモメの駐車場」
石を重ねた堤防の上には、ずらりと60羽のカモメが整列しています。このカモメたちは風見鶏のように風により方向が変わり、“風の島”とも呼ばれる佐久島ならではの風情を楽しめます。こちらの地域では、昔から風にはたくさんの呼び名がついており、例えば東風は「こち」、南風は「まぜ」などと呼ばれています。
佐久島で暮らす人たちは風と共存するために、風の向きや強弱を読みながら生活をしてきた様子が伺えます。こちらの作品は、島の文化とアート作品が見事に融合した傑作とも言えるでしょう。

場所:大浦海水浴場
実はこの作品は、佐久島の風を観測するための装置。可愛いカモメに思わず写真を撮りたくなる癒しスポット。
(画像提供:西尾市 佐久島振興課)
アートによるリノベーションの世界へ!森の中に突如現れる王様のイス「ひだまり庵」
佐久島中央部を東西に貫くハイキングロードにある「ひだまり広場」。こちらは古びた「あずまや」とベンチのある小さな公園のリノベーションスポットです。その公園の中でも、一際目立つ存在感を放っている「王様のイス」。インパクトのある個性的なデザインとカラフルなモザイクタイルが、不思議と自然環境と調和して非常にフォトジェニック!
現在でもサスティナブルな取り組みとして、再生&作品化は引き続き行われています。今後も、森の中の小さな公園が少しずつ変わっていく様子が楽しみですね。

場所:ひだまり広場
ひだまり広場には、至る所にタイルでつくられたイスや建物があり、青を基調としたアート作品は、海の中にいるようなイメージで楽しめる。
(画像提供:西尾市 佐久島振興課)
第15回 佐久島太鼓フェスティバル
■場所/大浦海水浴場
■日程/2025年10月26日(日) 10:00~14:30
■内容/愛知近隣を拠点に活躍する和太鼓チームが佐久島に集結!佐久島固有の奉納太鼓「佐久島太鼓」をはじめ、愛知近隣の和太鼓チームによる迫力あるステージが繰り広げられます。「太鼓フェスティバル」の開催に合わせ「39の市」という手作り市も開催。佐久島ならではの野菜、お菓子、食品、雑貨など手作りの品がたくさん並びます。
愛知県・三河湾に浮かぶ自然豊かなアートの島
佐久島
サクシマ
愛知県西尾市一色町佐久島
アクセス:<佐久島行きフェリー乗り場までの経路>【車】知多半島道路「阿久比IC」から一色港まで約40分、一色港にある約1,000台の無料駐車場(一色さかな広場共用)を利用可。【公共交通機関】名鉄「名古屋駅」→「西尾駅」下車、名鉄バス(西尾一色線)→「一色さかな広場・佐久島行船のりば」下車。
0563-72-9607(西尾市 佐久島振興課)
[佐久島行きフェリー料金]毎日7往復の定期便運行 片道大人830円、小人420円
有(無料)※一色港に約1,000台
https://sakushima.com
https://sakushima.com/youtube-2/
この記事を書いた人

SAKURA編集部_Masako.Mです!
日常の中で、楽しさを発掘することが得意です♪
大自然も大都会も、どちらのライフスタイルも好きで、これから両方の楽しみ方をもっと極めていこうと思っています。


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