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西尾祇園祭

約400年の歴史!伊文神社の神輿や大名行列が西尾の街を練り歩く

愛知県の夏祭り西尾祇園祭
伊文神社から御劔八幡宮まで、約450kgの神輿が男衆に担がれ巡行する「神輿渡御」。
(画像提供:西尾市観光協会)

2024年7月12日(金)~14日(日)

詳細は公式ホームページで確認を。

見どころはココ!(2023年以前の情報を含みます)
■男衆によって担がれ市街を巡行する伊文神社の神輿
■2日目 大名行列や獅子舞など、表六ヶ町の趣向を凝らした練り物
■フィナーレ飾る市民総踊り「おどりん 西尾!!」

2024年7月12日(金)~14日(日)、3日間にわたって愛知県西尾市で開催される西尾祇園祭。約400年前から城下町・西尾で受け継がれる夏祭りです。

神様が神輿に遷り、伊文(いぶん)神社から御劔(みつるぎ)八幡宮まで渡御される神輿渡御(みこしとぎょ)をメインイベントに、市街地一帯を練り歩く大名行列や獅子舞、フィナーレを飾る市民総踊り「おどりん 西尾!!」など、見どころが目白押し。伝統的なまつりと現代のまつりが合わさり、例年約26万人の人出で賑わいます。

起源は伊文神社の祭礼。時代とともに形が変わり、神輿渡御・練り物へ

西尾城下町の産土神、総鎮守として信仰を集める伊文神社。西尾祇園祭の起源は、疫病除けの神様を祀るこの伊文神社の祭礼です。当初は、女装した神職が牛にまたがり、背に奉幣を立てた神馬を先導し、行列とともに町中を巡って疫病や災厄を追い払っていました。

現在のような神輿渡御が行われるようになったのは、江戸時代に入ってから。約450kgもある伊文神社の神輿は、約30人の男衆によって担がれて市街を巡行し、西尾城内にある御劔八幡宮へ。伊文・御劔両社の神様同士を対面させます。細部まで作り込まれた神々しい神輿に注目です。

この神輿渡御と同じく、西尾祇園祭の見どころになっている「肴町の大名行列」「天王町の獅子舞」「中町の大屋形」などは、神輿渡御に従う練り物として発展。祭りや行列を盛り上げるため、表六ヶ町と呼ばれる6つの町が競い合うように華やかな練り物になっていったと言われています。

全国的に珍しい町人による大名行列

練り物の一つとして発展した「肴町の大名行列」ですが、‟町人の大名行列”という点で、全国に伝わる大名行列とは少し異なります。はじまりは約300年前、身分制度が厳しく、町人が城内に入ることが許されない時代。西尾藩主の土井利長の計らいで、町人に武具を持たせて神輿を護送させたことで、この時だけは大名に扮した町人が城内に入ることが許されました。これが転じて町人の行列となったと考えられています。

愛知県の夏祭り西尾祇園祭
町衆が繰り広げる大名行列。 表六ヶ町による練り物が祭りに華を添える!
(画像提供:西尾市観光協会)

主催者よりメッセージ
疫病や災厄を追い払うという西尾祇園祭の起源に立ち返り、感染防止に配慮しながら江戸時代から続く伝統と、市民で盛り上げる総踊りなどを通じて西尾を元気にしたいです。また、西尾の子どもたちに祭りの伝統をつなげていきたいです。

フィナーレは市民総踊り「おどりん 西尾!!」

最終日の夜、西尾祇園祭のフィナーレを飾るのが市民総踊り「おどりん 西尾!!」です。西尾小唄に合わせて、各チームがオリジナルの振り付けを披露!各部門のグランプリ・準グランプリを目指し、それぞれが趣向に富んだ衣装を身に纏って息の合ったパフォーマンスを繰り広げます。子どもも大人も、踊り手も観客も一緒に盛り上がる総踊りは、まさにみんなが主役となれるイベント。‟踊り”で夏の宵を沸かせます。

受け継がれる西尾の伝統と町衆の心意気
西尾祇園祭

ニシオギオンマツリ

愛知県西尾市錦城町231-1(西尾市歴史公園)
アクセス:【車】東名高速「岡崎IC」から国道1号、県道44号経由20Kmで45分【公共交通機関】名鉄「西尾駅」から徒歩15分

0563-57-7840(西尾観光案内所)
有(無料)※会場周辺は駐車可能台数が限られているため、公共交通機関をご利用ください
https://nishiokanko.com/

※情報はページ上の更新日現在のものです。取材時と一部内容が異なる場合があります。

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この記事を書いた人

SAKURA編集部_Megumi.Iです!初めての街や初めてのお店ってワクワクしますよね。暮らしに役立つ情報を通して、そんな素朴なワクワクをお届けできるように頑張ります(^^)

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