名古屋の貴重な歴史的建造物と紅葉のコラボレーション
紅葉DATA
■見頃/11月下旬~12月上旬
■品種・本数/イロハモミジなど約100本
名古屋市千種区、覚王山日泰寺の東側、閑静な住宅街に佇む「揚輝荘(ようきそう)」。秋が深まると紅葉が美しく、名古屋を代表する紅葉の名所として知られています。揚輝荘は、大正から昭和初期にかけて、株式会社松坂屋の初代社長15代伊藤次郎左衞門祐民(すけたみ)の別荘として構築されました。
最盛期には30数棟が移築・建築され、華やかな迎賓館や社交場として、さらには、アジアの留学生の寄宿舎として使用されていました。その後、空襲で多くが滅失してしまいましたが、現在は修復され、5棟の建造物 (聴松閣、揚輝荘座敷、伴華楼、三賞亭、白雲橋)が市指定有形文化財に指定されています。南園にある聴松閣と、北園にある北庭園が一般公開されています。
イロハモミジなど約100本が色付き、南園・北園ともに秋の装いに!
フォトポイント
①【南園】聴松閣のベンガラ色の漆喰壁とイロハモミジの競演
②【南園】(屋内からのフォトポイント)「休憩所べんがら」から望む南庭園の紅葉
③【北園】 池泉回遊式庭園を彩る美しい紅葉
揚輝荘南園には、ベンガラ色の漆喰壁が目を惹く、山荘風の外観をした迎賓館「聴松閣(ちょうしょうかく)」があります。秋は、聴松閣の玄関周辺をイロハモミジが彩り、ベンガラ色の漆喰壁を背景に美しい風景を観賞できます。この景観をカメラに収めようと写真愛好家も多く訪れます。
玄関周辺の紅葉を満喫した後は、建物内を見学してみましょう。洋風の応接室や書斎、中国様式の寝室、インド様式の地下ホールなど、多様な意匠や様式を垣間見られます。建物内には「休憩所べんがら」があり、コーヒーを飲みながら眺める南庭園の紅葉も趣があります。
赤や黄に色付く北園で庭園散策を楽しもう
揚輝荘北園には、池の周辺を回遊しながら庭園を観賞できる池泉回遊式庭園が広がります。紅葉が見頃を迎えると、イロハモミジなどが色付き、赤や黄、緑の色鮮やかな庭園に。どこを切り取っても画になります。池には京都の修学院離宮の千歳橋を模したといわれる白雲橋がかかり、歴史的建造物と紅葉とのコラボレーションも見どころ。庭園散策を楽しみながら、お気に入りの風景を探してみませんか。
松坂屋の創始者の別荘として構築
揚輝荘
ヨウキソウ
愛知県名古屋市千種区法王町2-5-17
アクセス:【公共交通機関】地下鉄「覚王山駅」から徒歩約10分
052-759-4450
9:30~16:30
月曜(祝日の場合は翌平日)
聴松閣(南園)大人500円、中学生以下無料
無
https://www.yokiso.jp/
この記事を書いた人
SAKURA編集部_Megumi.Iです!初めての街や初めてのお店ってワクワクしますよね。暮らしに役立つ情報を通して、そんな素朴なワクワクをお届けできるように頑張ります(^^)
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