愛知名古屋咲楽｜愛知県｜岩倉市｜大地町｜西尾張探訪『岩倉市史跡公園』

大地遺跡の発掘調査を手掛かりに復元。実際に竪穴住居の中に入ってみよう！（©SAKURA編集部）

愛知名古屋の魅力発見！『西尾張探訪』第7回目は岩倉市史跡公園をご紹介。公園内を散策しながら尾張の歴史に触れてみよう

岩倉市史跡公園界隈

MAP① まいどおおきに岩倉食堂
MAP② 喫茶大喜
MAP③ 天麩羅の里天
MAP④ おたからやトップワン岩倉店
MAP⑤ Mega Kebab 岩倉店
MAP⑥ おさや糸店
MAP⑦ うなぎ茶屋かつら
MAP⑧ およねカフェ

岩倉市史跡公園

大地遺跡で発見された竪穴住居を復元！貴重な史料を後世に伝える緑豊かな公園

昭和22年、現在の岩倉市大地町の畑から壺型の土器が見つかり、付近一帯の調査を行ったところ、縄文時代後期～弥生時代中期・後期の土器と、竪穴住居跡が発見されました。畑から見つかったこの土器は、縄文土器の模様と弥生土器の形を併せ持つ、東西文化が融合された珍しいものと判明。「大地式土器」と呼ばれ、全国的に注目されました。

昭和29年、この遺跡が濃尾平野の弥生文化を知る上で重要であることから、「大地遺跡」として愛知県指定史跡に指定されました。平成8年、この大地遺跡に整備されたのが岩倉市史跡公園です。

園内には、発掘調査を手掛かりに復元した、弥生時代の竪穴住居があります。一般的な竪穴住居の主柱が4本であるのに対して、この竪穴住居は主柱が6本もあり、内部が二つに分かれた珍しい造りになっています。

大地遺跡とゆかりがある岩倉市史跡公園 — 大地遺跡の発掘調査を手掛かりに復元した、珍しい造りの竪穴住居
（©️SAKURA編集部）

さらに、元々は市内の別の場所にあった江戸時代中期頃に建てられた鳥居建民家も移築。大黒柱がないという特徴を持つ、室町時代の農家の家屋の構造を残した貴重な建物で、室町～江戸時代にかけての農家の暮らしを垣間見られます。

憩いの場として親しまれている岩倉市史跡公園

緑豊かな史跡公園は、地域の歴史を学ぶ場としてはもちろん、親子が芝生広場でお弁当を広げたり、散歩コースになっていたりと、市民の憩いの場としても定着しています。園内には管理事務所があり、スタッフが常駐。公園の手入れが行き届き、気持ち良い公園です。

大地遺跡に整備された緑豊かな公園

岩倉市史跡公園
イワクラシシセキコウエン

愛知県岩倉市大地町野合51

アクセス：名鉄「岩倉駅」から徒歩20分

0587-38-5819（岩倉市役所生涯学習課）
【竪穴住居・鳥居建民家の開放時間】土日9：00～17：00（3～11月）、土日13：00～17：00（12～2月）、平日13：00～17：00
年末年始
無料
有（無料）
https://www.city.iwakura.aichi.jp/0000002718.html