旬の“おいしい”をレポート!
☆9月の食材☆
ハーブ
取材産地/豊橋市
ハーブとは、独特の香りや風味を持った、暮らしに役立つ植物の総称。料理の香り付けや、薬用、香料、防虫などで使用され、古くから人々の暮らしに関わってきた。原産地は、地中海沿岸地域やヨーロッパ地方、東南アジア、東アジアなど。種類によって好む環境が異なり、栽培方法も異なる。スイートバジルやスペアミント、イタリアンパセリ、ローズマリーは家庭でも馴染みが深い。
ハーブの一大産地豊橋市!彩りと爽やかな香り、濃厚な風味で、食に楽しみをプラス!
豊橋市でハーブの生産・出荷が始まって約26年。長年培ってきた加温による温室栽培の確かな技術で、現在は全国トップクラスの出荷量を誇る産地へと成長。一流シェフも認める品質と、扱いやすい多彩な規格で一目置かれています。豊橋温室園芸農 業協同組合ハーブ部会では、パスタやピッツァに欠かせないスイートバジル、爽やかな香りと柔らかい食感で肉や魚料理を引き立てるイタリアンパセリ、スイーツやドリンクに清涼感をもたらすスペアミントの3つを主力に、タイムやディル、フレンチタラゴンなど15種類以上を育てています。
ハーブは種類によって栽培方法が異なります。暑さに弱いもの、冬は暖房で加温するもの、さらに、収穫期間や水の量までさまざま。ハウス内の温度と湿度管理を徹底し、ハーブごとの特性を活かした栽培・収穫を行っています。「品質にこだわったハーブを、安定して出荷できるのが私たちの強み」と話す、部会長の林秀道さん。
異常気象や資材・燃料高騰の影響を受ける昨今、一年を通して品質や量を維持するのは簡単なことではありません。特に夏の暑さは厳しいもの。ファンや遮光カーテンを用いた温度管理はもちろん、暑さに弱い種類の出荷に保冷段ボールを導入するなど、高い技術と細やかな工夫があるからこそ、安定した出荷を実現できるのです。
部会では、ハーブが主役になったレシピを提案したり、組合の公式動画チャンネルでハーブの魅力を紹介したりPRに積極的。鮮やかな緑と豊かな香り、濃厚な風味で存在感を放つ豊橋温室のハーブを食卓に取り入れてみませんか。
生産者紹介
豊橋温室園芸農業協同組合 ハーブ部会
部会長 林 秀道さん(右)
田村 賢次さん(左)塚本 善之さん
現在18名 からなるハーブ部会。「豊橋のハーブは、彩り良し、香り良し、食べて良し。おすすめの料理は、ジェノベーゼソースに素麺を合えたジェノベーゼソーメン。いつもの素麺に飽きたら、ぜひ試してみてください!」
★ハーブ紹介動画
https://www.youtube.com/channel/UCM8-51hykKVyRPhuX5av_Qw
取材協力/豊橋温室園芸農業協同組合、JAあいち経済連
この記事を書いた人
SAKURA編集部_Megumi.Iです!初めての街や初めてのお店ってワクワクしますよね。暮らしに役立つ情報を通して、そんな素朴なワクワクをお届けできるように頑張ります(^^)
いいね👍体験口コミ