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全国一位の生産量を誇る豊橋市!100年以上の歴史を誇る『次郎柿』産地

旬の“おいしい”をレポート!
☆11月の食材☆

次郎柿

取材産地/豊橋市

柿の原産地は東アジアで、古くから日本となじみが深い。品種数は1000以上あると言われ、甘柿と渋柿に分類される。「柿が赤くなると医者が青くなる」と言われるほど、ビタミンとミネラルが豊富で、栄養価摂取の低い時代には医者いらずの万能食材として重宝された。甘柿にはイチゴやレモンに負けないぐらいビタミンCが多く含まれている。

次郎柿の産地 愛知県豊橋市
愛知県豊橋市/次郎柿
(©SAKURA編集部)

コクのある甘さ、シャキシャキ食感!歴史ある産地で育つ完全甘柿の次郎柿

次郎柿は富有柿と肩を並べる甘柿の代表。シャキシャキとした食感と、コクのある甘さ、四角く平べったい形が特徴です。種が少なくて食べやすく、しばらく置けば柔らかくなるため、さまざまな食感を楽しめます。

豊橋市での柿栽培が始まったのは、今から100年以上前のこと。気象や立地条件が柿栽培に適していたため、北部の石巻地区を中心に広まりました。今では全国の次郎柿の生産量の約7割を占め、日本一の産地を誇っています。

次郎柿の産地 愛知県豊橋市
葉にしっかりと光が当たるように剪定された柿畑。露地もののピークは10月下旬から11月上旬。
(©SAKURA編集部)
次郎柿の産地 愛知県豊橋市
重さは1個あたり約250g、ずっしりと重みを感じられる次郎柿。大きいものは300gを超えることも。
(©SAKURA編集部)

出荷は10月上旬から始まり、11月下旬まで。ピークは10月下旬から11月上旬。「今年は雨が多く降ったので品質を保つ管理に気を遣うことが多かったですが、今のところ順調ですよ」と話す、JA豊橋柿部会の部会長・安藤恭崇さん。ここ2年ほど収穫量が少なく苦労したそうですが、その分、今年は豊作で、肥大の良い次郎柿ができていると言います。

ここからさらに冷え込むと、もっと色が濃くなり、甘さもぐんと増します。豊橋産の自慢はコクのある甘さと、シャキシャキとした食感。毎年楽しみにしているファンも多くいます。柿部会は、現在330戸からなる大所帯。甘い次郎柿を出荷するためには、土づくりや、日当たりを考慮した枝の剪定、摘果・摘蕾など、日々の管理はもちろん、部会全体で厳しい出荷基準を設けることも大切。生産者みなさんの努力によって歴史ある豊橋ブランドが守られています。

次郎柿の産地 愛知県豊橋市
1個1個状態をよく確認しながら丁寧に収穫する安藤さん。
(©SAKURA編集部)
次郎柿の産地 愛知県豊橋市
収穫後は、一次選果して出荷場へ運び、選果場で、さらに大きさ・色・傷などで選果され出荷される。
(©SAKURA編集部)
次郎柿の産地 愛知県豊橋市
贈答用にも喜ばれる次郎柿
(©SAKURA編集部)

おいしい次郎柿の選び方

●果実全体が色付き、果皮にハリとツヤがあるもの
●ヘタと実の間に隙間がないもの

★シャキシャキが好みの方は購入後お早めに、熟柿が好みの方はしばらく置いてからお召し上がりください。熟柿は、柔らかいものは凍らせてシャーベットにしても美味しいですよ!

次郎柿の産地 愛知県豊橋市
(©SAKURA編集部)

生産者紹介

JA豊橋柿部会 部会長 安藤恭崇さん

就農して約20年、お父様から受け継いだ柿畑で次郎柿を大切に育てている。「やりがいを感じるのは、きれいな柿がたくさんできた時。お客様の中には味に厳しい方も多く、その方々にも美味しいと認めてもらえるとこちらも嬉しいですね」。柿部会では、年々暑さで対応が難しくなっている病害虫の防除に力を入れながら、美味しい次郎柿作りに取り組んでいる。

取材協力/JA豊橋、JAあいち経済連

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SAKURA編集部_Megumi.Iです!初めての街や初めてのお店ってワクワクしますよね。暮らしに役立つ情報を通して、そんな素朴なワクワクをお届けできるように頑張ります(^^)

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