名古屋の歴史ある絞り産地「有松」で、伝統美に触れる
絞りの実演や体験を通して、400年続く有松絞りを今に伝える「有松・鳴海絞会館」
名古屋市緑区の有松・鳴海地域を中心に生産される、国の伝統的工芸品「有松・鳴海絞り」。はじまりは江戸時代、絞りの開祖・竹田庄九郎らによって誕生しました。尾張藩が有松絞りを藩の特産品として保護したことで、東海道を行き交う旅人が絞りの手ぬぐいや浴衣などを競って買い求め、全国にその名が広まったと言われています。
有松絞りと言えば、匠の技法によって生み出される繊細な文様と色滲みの美しさ、布をくくった時にできる独特の風合いが特徴。さらに、技法の豊富さにも一目置かれ、現代に継承されているもので約70種類、最盛期には100種類以上もありました。有松・鳴海絞会館では、資料展示をはじめ、歴史や工程のビデオ上映、工芸士による実演、製品販売を通して、有松絞りの魅力を発信しています。
人気の体験MENU
絞り教室
■開催/開館日
■対象/どなたでも
■内容/
【ハンカチ】一般1,800円、小中高生1,600円、幼児(スーパーボール)1,500円
【手拭い】板締め 雪花絞り 2,500円(染色して当日お持ち帰りいただけます) など
■予約/ホームページまたは電話で要予約
江戸時代にタイムスリップ!?有松の町並みを散策してみよう
有松を訪れた際は、名古屋市の町並み保存地区に指定される有松の町並み散策も楽しんでみてはいかがでしょうか。有松の町ができたのは今から約400年前。東海道の鳴海宿と池鯉鮒(知立)宿の間の宿として開かれ、有松絞りとともに発展しました。
緩やかに曲がった東海道約800mの区間に沿って、店頭販売のための広い間口、防火のための総瓦葺き、塗籠造などを特徴とする絞り商家の主屋が並びます。2016年には国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、2018年には日本遺産に登録。旧東海道の情緒を今に残す白壁の町並みは、江戸時代にタイムスリップしたかのような雰囲気です。
絞りの歴史資料や技術を紹介
有松・鳴海絞会館
アリマツナルミシボリカイカン
愛知県名古屋市緑区有松3008
アクセス:【車】名二環「有松IC」から東へ約1分 【公共交通機関】名鉄「有松駅」から徒歩5分
052-621-0111
9:30~17:00(実演16:30まで)
年末年始 ※臨時休館あり
資料室・ビデオ:大人300円、小中高生100円
有(無料)
https://shibori-kaikan.com/
この記事を書いた人
SAKURA編集部_Megumi.Iです!初めての街や初めてのお店ってワクワクしますよね。暮らしに役立つ情報を通して、そんな素朴なワクワクをお届けできるように頑張ります(^^)
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