約450種の動物と約7000種の植物!地球のいのちに出会う森「東山動植物園」
国内繁殖を目指し、東山動植物園にホッキョクグマ「フブキ」が来園
名古屋のお出かけスポットとして老若男女から親しまれる東山動植物園。約450種の動物と約7000種の植物が展示され、さまざまな生き物に出会えます。
その中には、絶滅が危惧されている生き物がいます。動物園では、飼育されている約450種のうち、なんと100種以上が絶滅危惧種。アジアゾウやニシゴリラ、アミメキリン、シセンレッサーパンダ、コアラ、ライオンなど、お馴染みの人気者たちも危機に直面しています。地球からの大切な預かりものである生き物。日本の動物園や水族館は、各施設で連携をとりながら、命を次世代へ守り繋ぐ取り組みを行っています。
2023年3月6日(月)、ホッキョクグマの国内繁殖に協力するため、秋田県の男鹿水族館GAOからオスのフブキ(2歳・オス)が東山動植物園に来園。同園では70年も前からホッキョクグマの飼育を続けていましたが、約3年前にオスのサスカッチが亡くなってからはホッキョクグマ舎は空き家となっていました。
見た目の愛らしさから人気が高いホッキョクグマですが、野生では気候変動による北極海の海水減少などの影響で絶滅危惧種に指定。 国内での飼育も年々減少し、2023年3月現在、18施設で33頭が飼育されています。フブキを離すことで、男鹿水族館GAOでは父親の豪太と母親のユキの次なる繁殖が目指されます。将来的にはフブキの繁殖も期待されており、他園と連携しながらホッキョクグマの大切な命を繋いでいます。
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ホッキョクグマ フブキが来園しました
※2023年3月現在、フブキの体調や性格を見極めながら慎重に飼育されています。フブキの公開については公式ウェブサイトをご確認ください。
アジアゾウやコアラの赤ちゃん誕生!東山動植物園には「かわいい」がいっぱい
2022年の秋に開催された「第25回東山動植物園人気動物ベストテン」。第1位には約39年ぶりに公開となったレッサーパンダがランクイン。そして2位と3位には不動の人気を誇るコアラとゾウがそれぞれ選ばれました。
東山動植物園とコアラのつながりは深く、1984年に多摩動物公園と平川動物公園とともに初めて展示を開始し、その後、国内で初めてコアラの繁殖に成功。以来、他園と協力しながら難しいと言われるコアラの繁殖に取り組んでいます。2022年春には、東山動植物園では3頭の赤ちゃんが誕生。愛くるしい姿が話題となっています。
また、2022年6月には、東山動植物園で9年ぶりとなるアジアゾウの赤ちゃん「うらら」が誕生しました。ゾウエリアでは、親子や姉妹で並んで歩くほほえましい姿を見られるかもしれません。
「まずは生き物について知ってほしい」という思いから、同園では動物レクチャーツアーを毎日開催。毎回テーマに沿って、解説員と一緒に園内をまわりながら話しを聞けるツアーです。また、春まつり期間には「絶滅危惧種ウォークラリー」「アニマルトーク」「動物園長と歩こう」などが予定されています。東山動植物園に出かけた際は、生き物のかわいい姿やかっこいい姿をじっくりと観察しながら、生態やその環境、動物園の取り組みについて学んでみませんか。
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おもちとだいふく《コアラ》
★注目イベント
東山動植物園「春まつり」
■開催日/2023年3月18日(土)~5月7日(日)
絶滅危惧種ウォークラリーなどさまざまなイベントを開催!
環境教育解説員による動物レクチャーツアー
■開催日/毎日(約45分)
環境教育解説員と一緒に園内を周りながら、動物について学べる動物レクチャーツアー。毎日決まった時間に、参加無料・予約不要でテーマに沿ったコースを回ります。
名古屋屈指のおでかけスポット
東山動植物園
ヒガシヤマドウショクブツエン
愛知県名古屋市千種区東山元町3-70
アクセス:【車】東名高速道路「名古屋IC」より県道60号線を西へ約15分【公共交通機関】地下鉄東山線「東山公園駅」3番出口より徒歩3分、地下鉄東山線「星ヶ丘駅」6番出口より徒歩7分
052-782-2111
9:00~16:50(最終入園16:30)
月曜(祝日の場合は翌平日)
大人500円、名古屋市内在住65歳以上100円、中学生以下無料
有(有料)
https://www.higashiyama.city.nagoya.jp/
higashiyamapark
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この記事を書いた人
SAKURA編集部_Megumi.Iです!初めての街や初めてのお店ってワクワクしますよね。暮らしに役立つ情報を通して、そんな素朴なワクワクをお届けできるように頑張ります(^^)
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