華やかな境内やカラフル御朱印が話題!繁栄の神様を祀る名古屋市北区の神社
名古屋市北区、ちょうど庄内川と矢田川が合流するところに位置する別小江(わけおえ)神社。創建は不詳ですが、古伝によると、神功(じんぐう)皇后が応神天皇を産んだ際の安産の石を埋めて祀ったのが始まりとされ、飛鳥時代にはあったのではないかと言われています。延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)には織田家・豊臣家・徳川家の崇敬が厚かったと記される、由緒ある神社です。
御祭神は伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)、天照大神(あまてらすおおみかみ)、月読尊(つきよみのみこと)、素盞嗚尊(すさのおのみこと)、蛭児尊(ひるこのみこと)の六神。安産・子授けの女神である神功皇后とゆかりがあることから、繁栄の神様を祀る神社として知られています。
季節の花・小物で彩られる拝殿前や手水舎に驚き!
別小江神社と言えば、拝殿前や手水舎を彩る装飾が話題です。華やかな神社の始まりは、6年ほど前から。神社へ足を運ぶ人が減ってきていると感じた禰宜の兼子怜佳さんが「若い世代に神社を身近に感じてほしい」と、神社に”映え”を取り入れたことがきっかけでした。
「昔、神社はコミュニティの場所でした。最近では『七五三や初詣の時にしか行かない』『敷居が高いイメージがある』という声を多く聞き、もっと気軽に足を運んでいただける場所にしたいと感じました。日本人が大切にしてきた”手をあわせる”というお参りの習慣を後世に伝えていきたいです」と、兼子さんは話します。
女性神職ならではのアイデアで、境内は一年を通して華やか。 季節や行事ごとにテーマが異なり、拝殿前は、夏には風鈴、節分にはお多福のモニュメント。手水舎には、初夏はあじさい、夏はスーパーボールで夏祭り風、お正月は紅白の椿でおめでたく。 11月の拝殿は「和傘」、手水舎は「紅葉」をテーマに彩られます。
毎月楽しみになる、わくわくするような演出がSNSで広まり、今では、写真を撮る女性グループやカップルの姿が多数見られます。和傘やキツネのお面など撮影小物を自由に使えるという嬉しいサービスもあります。
カラフルな色使いと季節限定デザインが人気の御朱印
別小江神社の月替り御朱印《11月》
【七五三】
■初穂料/700円
■期間/11月1日~15日
■方法/直書き・書置き
【新嘗祭】
■初穂料/700円
■期間/11月17日~30日
■方法/直書き・書置き
【クリア御朱印「さざんか」「七五三」】
■初穂料/各600円
■方法/書置き(クリア紙に印字)
など、月替り御朱印と通常御朱印を頒布
カラフル御朱印の先駆け的存在でもある別小江神社。季節や行事に応じて毎月デザインが変わるため、境内の装飾と合わせて、御朱印を楽しみにしている人が多くいます。11月の月替りは「七五三」「新嘗祭」「クリア御朱印」。七五三と新嘗祭は直書きも対応しており、カラフルな中に直書きの温かみを感じられます。
クリア御朱印は毎月2種類のデザインを頒布。11月は「さざんか」「七五三」のデザインが予定されています。青空や境内、手水舎に透かして撮影するのが人気です。
別小江神社を参拝の際は「清正の石」「三葉の松」もチェック
境内の装飾やカラフルな御朱印が話題ですが、参拝後は境内にある「清正の石」「三葉の松」にもご注目を。「清正の石」は名前の通り、加藤清正公が名古屋城築城の際に稲置街道に架けた石橋である清正橋の一部で、歴史的価値の高い石。また、境内すぐのところにある「三葉の松」は、全国的にも珍しい三つの葉からなる松で、神聖な木として崇められています。黄金色になって落葉することから金運のご利益があると言われ、落葉を持ち帰る人が多くいます。
カラフルな御朱印の先駆け!繁栄の神様を祀る神社
別小江神社
ワケオエジンジャ
愛知県名古屋市北区安井4-14-14
アクセス:【車】名古屋高速「黒川出入口」より約10分 【公共交通機関】名鉄小牧線「上飯田駅」より徒歩約15分、または(名古屋駅から)市バス名駅13「上飯田行き」バス乗車、「金田町五丁目」バス停より徒歩3分
052-912-5974
9:00~17:00(御朱印対応日はHPにて要確認)
有(無料)
https://wakeoe.com/
wakeoeshrine
wakeoe
@wakeokejinja
この記事を書いた人
SAKURA編集部_Megumi.Iです!初めての街や初めてのお店ってワクワクしますよね。暮らしに役立つ情報を通して、そんな素朴なワクワクをお届けできるように頑張ります(^^)
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