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愛岐トンネル群

《9日間限定で特別公開》産業遺産トンネル群と廃線跡の自然を歩く!

秋に特別公開される愛岐トンネル群
紅葉の見頃に合わせて開催される「秋の特別公開」(画像提供:愛岐トンネル群保存再生委員会)

紅葉DATA
■見頃/11月下旬~12月上旬
■品種・本数/モミジなど約300本

秋の特別公開

2024/11/23(土)~12/1(日)

※雨天中止
9:30~15:00(最終入場14:00)
※土日は9:00開門となります(土日は混雑が予想されるため、おすすめは平日!)

■料金/中学生以上100円、小学生以下無料

愛知県春日井市と岐阜県多治見市をつなぐ、約8kmわたる旧国鉄中央線(廃線)上にある「愛岐トンネル群」。普段は立ち入り禁止のエリアですが、年2回、秋と春のみ特別公開されます。

公開されるのは、JR「定光寺駅」近くにある3号トンネル~6号トンネルまでの約1.7kmの区間。毎年、秋の特別公開は、紅葉の見頃と重なり、紅葉狩りも楽しめるイベントになっています。往復約3.4km、約2時間のコースは秋の散策にぴったりです。

秋に特別公開される愛岐トンネル群
まるで冒険気分!廃線路や薄暗いトンネル内を歩いてみよう(画像提供:愛岐トンネル群保存再生委員会)

約40年ぶりに発見された、貴重な近代化産業遺産「愛岐トンネル群」

旧国鉄中央線名古屋~多治見間が開通したのは、1900年(明治33年)。今から100年以上前のことです。明治時代の殖産興業が急務だった時代から、戦後の高度成長期まで長期にわたって中部地方の経済発展と近代化を支えました。しかし、単線だったことから、高速・大量輸送時代に対応できなくなり、同区間には新しい路線が敷かれ、高蔵寺~多治見間は1966年(昭和41年)に廃線。レールと枕木は撤去され、廃線路は茂った藪の中に埋もれ、人々の記憶からも消えてしまいそうになります。

時は経ち、2005年(平成17年)。勝川駅の高架化改修工事に伴い、明治の赤レンガを使った町おこしイベントが催されました。この赤レンガがヒントとなり、地元の方が「そういえば、定光寺駅付近にも赤レンガのトンネルがあった」と思い出したことをきっかけに、探索が始まったのです。

翌年、約40年ぶりにトンネルを発見。その後は、NPO法人「愛岐トンネル群保存再生委員会」が中心となって、保存活動を実施。2016年(平成28年)には、 3号4号トンネルと笠石洞暗渠の3施設が国の登録有形文化財に認定され、現在は、貴重な近代化産業遺産として後世に守り継がれています。

秋に特別公開される愛岐トンネル群
散策の際は、植物や渓谷など周辺の豊かな自然にも注目を!(画像提供:愛岐トンネル群保存再生委員会)

紅色に染まる廃線跡!赤レンガ製トンネルとの珍しいコラボ

フォトポイント

① 4号トンネル付近 三四五(みよい)の大モミジモミジ広場
② 6号トンネルの地表部 モミジの群生地「モミジ山」

JR「定光寺駅」を下りて上流へ約300mほど歩くと、3号トンネルの手前に入り口ゲートがあります。薄暗い赤レンガ製トンネル内を歩いたり、廃線路の残存物を眺めながら歩み進めると、4号トンネルを過ぎた辺りに、紅葉フォトポイント「三四五(みよい)の大モミジとモミジ広場 」が現れます。「三四五(みよい) の大モミジ」は、200本を超えるモミジの中で群を抜いた巨木のシンボルツリー。雄大な渓谷と織り成す自然美は、秋ならではの絶景です。

もう一つの紅葉フォトポイントは、折り返し地点付近にある「モミジ山」。数年前に開拓した6号トンネルの地表部は、モミジの群生地である「モミジ山」として200mの周回路を開設。 川面をバックに広がるモミジ色は、言葉を失うほどの美しさ!写真にも収めたい風景です。

色鮮やかなモミジと、国の重要文化財である赤レンガ製トンネルとのコラボは、他にはない愛岐トンネル群だからこその特別な体験です。期間中の土日には無料のトンネルコンサートが開催されます。さらに、廃線コースには5mを超えるターザンブランコ・平均台・ボルダリングなど、子どもたちが楽しめるアクティビティも設置。家族や友人と出かけてみませんか。

秋に特別公開される愛岐トンネル群
貴重な赤レンガのトンネルと紅葉のコラボを見られる! (画像提供:愛岐トンネル群保存再生委員会)
片道約1.7キロ、日本3大廃線トンネル群
愛岐トンネル群

アイギトンネルグン

愛知県春日井市玉野町地内
アクセス:【公共交通機関】JR中央線「定光寺駅」下車(駅の下の小径を上流へ300mで入り口ゲート)※期間中は快速電車が臨時停車

080-9492-5458(事務局)
  080-9492-5458(公開時専用)
無(周辺にも駐車場はありません。JRをご利用ください)
https://aigi-tunnel.org/
愛岐トンネル群保存再生委員会

※情報はページ上の更新日現在のものです。取材時と一部内容が異なる場合があります。

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この記事を書いた人

SAKURA編集部_Megumi.Iです!初めての街や初めてのお店ってワクワクしますよね。暮らしに役立つ情報を通して、そんな素朴なワクワクをお届けできるように頑張ります(^^)


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