豆味噌の本場・愛知県西尾市の老舗醸造元で「即席みそ汁の素」を手づくり体験!
ピックアップお楽しみ情報
- 豆味噌と米味噌を使いオリジナルの即席みそ汁の素を作れる
- 100年使用する木桶や味噌蔵を見学できる!
- 料亭使用の味噌や醤油を買える直売所併
「赤味噌といえば愛知県!」と言われるように、味噌の生産が盛んな愛知県。西尾市も、古くから味噌や醤油、酒、みりんといった醸造品の生産が盛んです。名鉄「西尾駅」から徒歩10分のところにある「はと屋」。創業1861年、160年以上の歴史を持つ、豆味噌・たまり・白しょうゆの老舗醸造元です。このはと屋が運営する味噌のテーマパークが「みそぱーく」です。
みそぱーくは、食べる・見る・体験する・買うを通して、味噌をはじめ醸造食品の世界を多くの人に知ってほしいと、九代目の鳥山欽示さんがオープン。実際に使用されている味噌蔵の見学や、”味噌知る”ツアーなどを開催し、味噌や醤油の魅力を伝えています。体験では、料亭でも使用される「豆味噌」「米味噌」を使用した即席みそ汁の素「みそまる」を手づくりします。
奥深い味噌の世界!手づくり体験を通して豆味噌&米味噌について学べる
【豆味噌・米味噌使用!みそまる作り】
■期間/通年
■時間/10:00~15:00(所要時間60分)
■休み/定休日
■料金/1名1,000円
■予約/1週間前までに要予約(電話にて)
※最少催行人員5名、お一人5~7個、当日持ち帰り可
みそぱーくの手作り体験では、即席みそ汁の素「みそまる」を作ります。使うのは、豆味噌と米味噌。豆味噌は、愛知県でおなじみの赤味噌のことで、豆、塩、水を原料として長期熟成させたもの。米味噌は、いわゆる白味噌のことで、大豆に米麹を加えて熟成させます。老舗はと屋の味噌は、料亭でも使用される上質な味わいが特徴です。
この2種類の味噌を合わせた「合わせ味噌」がみそまるのベース。これに出汁を加えて丸めて、乾燥素材を合わせれば完成です。工程はとても簡単!ですが、ここは醸造元。日頃食べているのになかなか知らない味噌の世界。豆味噌や米味噌、合わせ味噌、話題の発酵食品について教えてもらえます。小学生も参加できるので、夏休みの自由研究におすすめ。自宅に持ち帰り、お湯を注ぐだけでいつでも本格的な味噌汁が楽しめますよ。
みそぱーくでは、みそまる作りのほか、ドレッシング作りも開催しています。酢2種(通常のお酢/りんご酢)、オイル2種(菜種油/オリーブオイル)、はと屋の調味3種(たまり/白醤油/みそベース)からそれぞれ選べ、手書きラベルを貼りオリジナルドレッシングを完成させます。
【はと屋のたまり等を使用!オリジナルドレッシング作り】
■期間/通年
■時間/10:00~15:00(所要時間60分)
■休み/定休日
■料金/1名1,000円
■予約/1週間前までに要予約(電話にて)
※最少催行人員5名、当日持ち帰り可
味噌蔵はいつでも自由に見学OK!九代目のガイド付き「味噌知るツアー(予約制)」も開催
伝統製法を受け継ぐ「はと屋」では、昔ながらの味噌づくりを行っています。大豆を洗浄浸水して蒸煮にし、味噌玉をつくり、麹菌を混ぜながら味噌玉麹に。塩水と混ぜ、木桶に仕込み、石重しをして1年から3年熟成させ、ようやく私たちが食べている味噌が完成します。
味噌蔵は誰でも自由に見学可能。木桶での熟成風景を見学できる醸造元は珍しく、日本の伝統製法を伝える貴重な場所になっています。見どころは、明治時代から100年以上使用している高さ6尺(約180cm)の大きな木桶!長年使い込む方が、味噌づくりに欠かせない大切な麹菌が住み続け、結果おいしい味噌になるそう。1つの木桶には、なんと約30万杯分の味噌が入っています。
木桶は釘を使わずに杉と竹のみで作らていることや、豆味噌特有の石積みなど、知れば知るほど奥が深い味噌蔵。仕込み中の見学はできませんが、木桶の側面の板や底板なども展示されているので、こちらもぜひチェックを。「体験や見学を通して、伝統食品の製造方法や、味噌の身体への働きなどをお伝えできれば」と、九代目の鳥山欽示さん。自らガイドを行う「味噌知るツアー」も予約制で随時開催。料金は100円ですが100円のお買い物券が付きますよ。
【九代目のガイド付き!味噌知るツアー】
■期間/通年
■時間/14:00(約20~30分)
■休み/定休日
■料金/1名100円(100円のお買い物券付)
■予約/1週間前までに要予約(電話にて)
■内容/テキストと映像を使い、さらに味噌蔵の見学もできる‟味噌知る”ツアー。100円のお買い物券は蔵売店にて利用できます。※みそまる作りやドレッシング作りとの同日予約可
明治や大正の貴重な資料を展示する資料館を併設
味噌蔵の隣には資料館があります。こちらでは、会社の名前の由来となったさまざまな鳩のグッズ、お客様に配っていた60年以上前のエコバッグ、100年近く前の宝船の絵など、はと屋と地元愛知との繋がりを知れる資料が残っています。「これらは7代目のコレクションなんです。かつて西尾城にあった瓦の鯱もあり、歴史好きの方もおみえですよ」と、鳥山さん。味噌蔵とあわせて覗いてみませんか。
みそまる作り体験や味噌蔵見学の後は蔵売店へ!
みそぱーく内にある蔵売店では、はと屋の商品のお買い物ができます。3年熟成の豆味噌、1年熟成の豆味噌をはじめ、かけるみそなど料理に手軽に取り入れられる商品が多数。豆味噌は体にやさしい無添加。熟成年数や種類の違いなどを食べ比べながら、昔ながらの製法で手づくりされた味噌の香りや深い味わいを堪能できます。
また、たまりや白醤油、ドレッシング、タレなどもあり、他の醸造元に比べて商品の種類が多いのも特徴です。 「今後は麹の販売や、味噌作り体験も予定しています。みそぱーくの近くには西尾市歴史公園や茶畑もありますので、一帯を散策しながら西尾エリアの観光をお楽しみください」と、鳥山さん。観光がてら立ち寄れる気軽さの中で、本物に触れる大切さを伝えています。
醸造元はと屋が運営する味噌のテーマパーク
みそぱーく
ミソパーク
愛知県西尾市吾妻町21-1
アクセス:【車】国道23号「西尾安城IC」または「藤井IC」から約15分【公共交通機関】名鉄「西尾駅」から徒歩約10分
0563-56-7373
10:00~17:00
お盆、年末年始
有(無料)
https://hatoya-miso.com/
※情報はページ上の更新日現在のものです。取材時と一部内容が異なる場合があります。
この記事を書いた人
SAKURA編集部_Megumi.Iです!初めての街や初めてのお店ってワクワクしますよね。暮らしに役立つ情報を通して、そんな素朴なワクワクをお届けできるように頑張ります(^^)
おすすめ食べ物手づくり体験教室 9選公… 【自分でつくると美味しさ格別!雨の日でも楽しめる♡食べ物手づくり体験教室】 ドライブがてら美味しいものを食べに行くのも良いですが、時には、レジャー気分を味わえ…
いいね👍体験口コミ