愛知県|名古屋市|港区|社会で活躍する犬たち|
社会福祉法人 中部盲導犬協会

目の見えない人や見えにくい人の安全な歩行をサポートする「盲導犬」

大切なお仕事中。(画像提供:社会福祉法人 中部盲導犬協会)

盲導犬とは?

盲導犬は、目の見えない人や見えにくい人の安全な歩行をサポートするために、特別な訓練を受けた犬のことをいいます。盲導犬の主な役割は、以下の4つといわれています。

①交差点や道路の角で止まり、その位置を知らせる、方向を変換する指示に従い方向を変える
②交差点から次の交差点まで、その間にある障害物を回避し盲導犬使用者(ユーザー)を安全に誘導する
③指示により、近くの目的箇所や目標物へ誘導する
④歩道や段差、階段を発見して止まる

盲導犬には、人と一緒に安全に歩くための体格や性格が求められます。現在、盲導犬として最も多く活躍しているのがラブラドールレトリバーです。体重はおよそ25~30kgほどで、人の歩くスピードに合わせて行動できる体格を持ち、明るく穏やかな性格で人と協力して作業することを得意としていることから、盲導犬に向いています。

訓練の様子。(画像提供:社会福祉法人 中部盲導犬協会)
盲導犬として活躍中のラブラドールレトリバー。(画像提供:社会福祉法人 中部盲導犬協会)

また、周囲の環境に落ち着いて対応できることや、さまざまな場所でも冷静に行動できる適応力の高さも大切なポイント。こうした性格や能力を持つ犬が、盲導犬としての素質を備えているといいます。

盲導犬と使用者はどのようにして出会うの?
盲導犬を希望する視覚障害者の方は、まず中部盲導犬協会へ「盲導犬貸与申請書」を提出します。その後、盲導犬歩行指導員が面談などを通して適性を確認し、その方の生活環境や歩行スタイルに合った盲導犬を選ぶマッチングが行われます。

相性の良い犬が決まると、協会の施設で犬と同じ部屋で生活を共にしながら、約1カ月間の共同訓練がスタート。実際の生活を想定した歩行訓練などを重ね、パートナーとしての関係を築いていきます。こうした訓練を無事に終えると、正式に盲導犬として貸与され、共に生活が始まります。

安全に横断歩道を渡る。(画像提供:社会福祉法人 中部盲導犬協会)
どんなときも落ち着いて対応。(画像提供:社会福祉法人 中部盲導犬協会)

街中で盲導犬を見かけたとき、わたしたちが気を付けるべきこと

街中で盲導犬を見かけることがあります。盲導犬は使用者の安全を守る大切なパートナーであり、仕事中は周囲の状況に集中しています。そのため、見かけたときは、①触らない ②話しかけない ③エサや食べ物をあげない ④許可なく写真や動画を撮影してSNSなどに投稿しない この4つを必ず守りましょう。

犬は人が大好きなため、目を合わせたり声をかけたりするだけでも注意がそれてしまうことがあります。盲導犬を見かけたときは、そっと見守る「温かい無視」で接することが、使用者と盲導犬の安全につながります。

ハピーウォーカーについて
将来盲導犬になる子犬を、一般の家庭で育てるボランティアのことを「パピーウォーカー」といいます。愛情を注ぎ「人との生活が楽しい」と感じさせてもらう重要なボランティアで、子犬を安全に育て、大型犬としての基本的なしつけもお願いしています。

【ボランティア期間】生後2か月~満1歳までの、10か月間のボランティア

ボランティア対応時のポイント
・適時、排泄できる習慣を身に付ける
運動中の排泄が習慣になってしまうと、マーキングなどの行動につながる可能性があります。視覚障害のある使用者は犬の細かな動作に気づきにくい場合もあるため、排泄のタイミングをきちんと管理できるようにすることが重要です。

・人が食事中でもおとなしく待つことができる
拾い食いをしてしまうと健康を害する恐れがあります。また、外食時などを含め、人が食事をしている時に匂いなどに気を取られることなく待機できることが大切です。

そのほかにも、できる範囲でさまざまな環境に慣れさせることや、「スワレ」「フセ」といった基本的な動作を教えることも大切な役割です。しつけ教室などにも参加しながら、人と生活するうえで必要な基本的な習慣やマナーを少しずつ学んでいきます。

「将来盲導犬になる」ということを意識しつつも、まずは愛情を注ぎ、安全に生活を共にすることが大切です。

盲導犬の引退時期は8~10歳頃といわれてます。その後はパピーウォーカーの家庭へ戻るか、引退犬引き取りボランティアの家庭でペットとしてのんびりと余生を過ごします。補助犬の引退後の生活については、支援してくれる団体サポートによる支援制度もあり、医療費の補助などを受けることができます。

券売機への誘導。(画像提供:社会福祉法人 中部盲導犬協会)
自動改札機への誘導。(画像提供:社会福祉法人 中部盲導犬協会)

社会福祉法人 中部盲導犬協会について

社会福祉法人 中部盲導犬協会の外観。(画像提供:社会福祉法人 中部盲導犬協会)

『社会福祉法人 中部盲導犬協会』は、盲導犬の育成・普及と視覚障害者の社会参加支援を目的として1970年9月5日に設立。その後、1974年12月に財団法人認可、2013年3月に社会福祉法人へ法人格変更し、視覚障害者福祉の充実に向けて活動されています。

「盲導犬の認知度は上がっていますが盲導犬ユーザーが入店拒否をされてしまうケースがあります。そのため盲導犬受け入れに関する啓発活動にも力を入れていきたいです。」と今後の課題も教えてくださいました。

視覚障害者福祉の充実に向けて活動
社会福祉法人 中部盲導犬協会

シャカイフクシホウジン チュウブモウドウケンキョウカイ

愛知県名古屋市港区寛政町3-41-1

052-661-3111
9:00~17:00
chubu-moudouken
chubu_guidedog


この記事を書いた人

SAKURA編集部_Mayuka.Y

SAKURA編集部_Mayuka.Yです!
テーマパークやライブ行くことが好きです!読者の皆様と一緒に、地元をもっと盛り上げていけるよう頑張ります!


よかったらシェアしてね!

いいね👍体験口コミ

コメントする

14 − thirteen =