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美しい姿形や品質が高評価!東海市の赤玉ねぎ

旬の“おいしい”をレポート!
☆6月の食材☆

赤玉ねぎ

取材産地/東海市

玉ねぎの原産は中央アジアから地中海沿岸付近で、日本で本格的に栽培が始まったのは明治時代。玉ねぎの種類は「黄玉ねぎ」「赤玉ねぎ」「白玉ねぎ」「ミニたまねぎ」に分けられ、さまざな品種が流通している。近年では、血液サラサラ効果など健康効果を期待できる野菜として注目。和・洋・中・エスニックどれにも使える万能食材。

愛知県東海市産 赤玉ねぎ
愛知県東海市/「皮むき」でツヤツヤ!品質の良さが自慢(©SAKURA編集部)

鮮やかな赤紫色が美しい!果肉がみずみずしく、生食がおすすめ

鮮やかな色合いで料理を引き立てる赤玉ねぎ。この赤紫色はポリフェノールの色。収穫直後は表面しか色が付いていませんが、切り口が空気に触れることで、次第に中も赤く染まるという特徴があります。果肉がみずみずしく、食感はシャキシャキ。サラダや酢漬けなど生食にぴったりです。

愛知県東海市産 赤玉ねぎ
葉が青々と生い茂る畑。有機物や微生物を使った土づくりや、緑肥を使った連作障害対策を行っている(©SAKURA編集部)
愛知県東海市産 赤玉ねぎ
葉が混みあって通気性が悪くなるのを防ぐため、植える間隔を調整しながら栽培(©SAKURA編集部)

東海市は約40年続く産地で、現在は7軒が栽培。砂地と言う性質が玉ねぎと相性が良かったなどの理由から盛んになりました。4月中旬から9月下旬にかけて、早生・中生・晩生の6品種を順番に出荷しています。

愛知県東海市産 赤玉ねぎ
収穫はすべて手作業で丁寧に(©SAKURA編集部)
愛知県東海市産 赤玉ねぎ
強い日射しによって玉ねぎの表面温度が上昇するだけで色が抜けてしまうため、収穫後はネットをかけて対策(奥の青いネット部分)(©SAKURA編集部)

東海市産の赤玉ねぎの特徴は、何といっても姿形の美しさ。一般的な黄玉ねぎに比べてとてもデリケートで、熱に弱く日焼して白くなってしまったり、病気に弱かったり。「卵のように丁寧に扱わないといけないと教わりました」と、JAあいち知多 レッドアーリー部会の部会長・阿知和幸宏さんは話します。

畑で収穫後は貯蔵庫(夏は冷蔵庫)で寝かせ、出荷前に一つひとつ手作業で「皮むき」を行い、表面の汚れた皮を取り除きます。まるで卵の殻を剥いたかのように、中からツヤツヤの皮がお目見え。皮むきを行う産地は珍しく、こては手間をかけてでも良いものを届けたいという生産者の思いの表れでもあります。

愛知県東海市産 赤玉ねぎ
収穫は6月上旬までに終わらせて、その後は貯蔵庫(夏は冷蔵庫)で保管しながら順次出荷。その間に中まで赤くなるそう。貯蔵庫は湿度管理を徹底している(©SAKURA編集部)
愛知県東海市産 赤玉ねぎ
コンプレッサーをを使って「皮むき」(©SAKURA編集部)

収穫から出荷まで、それぞれの過程で形や品質を何度もチェック。最後まで妥協しない姿勢が市場からの高い評価に繋がっています。

愛知県東海市産 赤玉ねぎ
左は皮むき前、右は皮むき後。ひと手間でこんなに美しい姿形に(©SAKURA編集部)
愛知県東海市産 赤玉ねぎ
ネットに入れて出荷。品質の良い東海市産は小売り販売が中心(©SAKURA編集部)
愛知県東海市産 赤玉ねぎ
(©SAKURA編集部)

おいしい赤玉ねぎの選び方

●全体的にきれいな赤紫色のもの
●上部がきゅっと締まり、芽や根が伸びていないもの
●皮がしなびていないもの

【保存方法】
野菜用ネットに入れて、日光の当たらない風通しの良い場所に吊るして保存。冷蔵庫の場合は新聞紙で包んで野菜室で保存。

★ポリフェノールは熱に弱いため、鮮やかな色を楽しめる生食がおすすめ。酢と合わせるとより鮮やかな赤に発色する。

愛知県東海市産 赤玉ねぎ
(©SAKURA編集部)

生産者紹介

JAあいち知多 レッドアーリー部会
部会長 阿知和 幸宏さん

お父様から赤玉ねぎ栽培を受け継ぎ15年。「人様の口に入るものだから、手を抜かずにやるべきことをしっかりとやっているだけです」と、手間を惜しまず、毎日コツコツと丁寧に栽培する阿知和さん。他産地は加工用としての出荷が多いが、同部会では品質の良さから高知販売が中心。新しい品質も積極的に取り入れるなど、部会員全員が高い志を持って取り組んでいる。

取材協力/JAあいち知多、JAあいち経済連

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この記事を書いた人

SAKURA編集部_Megumi.Iです!初めての街や初めてのお店ってワクワクしますよね。暮らしに役立つ情報を通して、そんな素朴なワクワクをお届けできるように頑張ります(^^)

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