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魚又 直売店

100年続く名古屋かまぼこの老舗が、練り物の工場直売店をオープン!

名古屋の老舗練り物屋「魚又」の直売店
名古屋かまぼこやはんぺい、ちくわなど、老舗が作るこだわりの練り物を食べてみよう(©️SAKURA編集部)

名古屋市熱田区、名古屋の台所でもある中央卸売市場のほど近くに工場を構える「魚又(うおまた)」。大正2年創業、名古屋かまぼこをはじめ、はんぺいやちくわなど、練り物を製造する老舗です。この工場に隣接する形で、2020年に工場直売店がオープンしました。

直売店オープンの背景にあったのは「練り物離れが進む昨今、もっと練り物を身近に感じていただきたい」という4代目 村瀬哲郎さんの思い。

昔は、市場の近くには練り物屋がひしめきあってたそう。昭和40年代の中頃には、愛知県にはかまぼこ組合の会員が120~130軒あったのが、現在では15軒ほどに激減。その中で、100年以上の歴史を持つ魚又は、伝統を今に伝える貴重な存在なんです。

名古屋の老舗練り物屋「魚又」の直売店
工場横に直売店をオープン(©️SAKURA編集部)
名古屋の老舗練り物屋「魚又」の直売店
ショーケースには工場でその日に作られた練り物が並ぶ(©️SAKURA編集部)

魚肉の甘み、しっかりとした弾力!魚又の看板商品「名古屋かまぼこ」

魚又の看板商品は「名古屋かまぼこ」。熱田区発祥と言われる朱色のかまぼこです。全国的にはピンク色のかまぼこが主流ですが、名古屋はこの朱色が主流。派手なもの・目立つものを好む名古屋人にとって、味噌煮込みやうどん、お吸い物でも映える朱色が喜ばれたのではないかと言われています。また、神社の鳥居をイメージした縁起物という説もあるようです。

魚又の名古屋かまぼこは、ひと口で広がる魚肉の甘みと、しっかりとした弾力が特徴。かまぼこの主原料は、スケトウダラやイトヨリダイなどのすり身で、特にかまぼこは弾力が求められるため、身質のいいものをだけを使用しているんだとか。

工場では、すり身を石臼ですって滑らかにし、丁寧に成型、蒸し上げています。天候によって異なる温度・湿度管理は、味や食感を大きく左右。工程は機械化されていますが、状態の見極めには職人の経験や感覚が重要になります。

こうして毎日丁寧に作られる、魚又の名古屋かまぼこ。味噌煮込みなどに加えるのはもちろん、魚肉の甘みや弾力をダイレクトに感じられる「板わさ」もおすすめですよ。

名古屋の老舗練り物屋「魚又」の直売店
見た目が鮮やかで高級感のある朱色!魚又の看板商品「名古屋かまぼこ」味板【大】450円(©️SAKURA編集部)
名古屋の老舗練り物屋「魚又」の直売店
名古屋かまぼこの他、白かまぼこ、焼きかまぼこもあります (©️SAKURA編集部)

素材を生かした「はんぺい」はバラエティ豊か!直売店でイートインもOK

魚又の直売店では、工場で毎朝作られる種類豊富な「はんぺい」も揃っています。はんぺいは、俗にいう「さつま揚げ」のこと。地域によってさまざまな呼び方があり、西日本では「天ぷら」、鹿児島では「つけ揚げ」と呼ばれているようです。熱田区では「半平(はんぺい)」と呼ばれており、魚又でもこう呼んでいます。

魚又のはんぺいは、素材を生かしています。魚肉のすり身をベースに、野菜やイカ、タコ、玉ねぎ、きくらげ、とうもろこし、さつまいもなどバラエティ豊か。ショーケースには、毎日工場で作られるはんぺいが並び、1個から購入できます。いろいろな種類をお試しできるのも直売店ならでは。はんぺいはイートイン(温めて提供)もできます。

はんぺいをよく見ると表面がボコボコとしています。表は3本の波型、裏は1筋のへこみがあり、これは、昔ながらの製法で、一つひとつ手で成形をしているから。手で成形することで、熱がまんべんなく行きわたり、食べた時の食感が複雑になり美味しさが増します。魚又のはんぺいは、しっかりと身が引き締まり、きめ細やか。タンパク質が豊富でヘルシー、食べ応えがあるので、お子さんのおやつにもぴったりです。

名古屋の老舗練り物屋「魚又」の直売店
1個から購入OK(©️SAKURA編集部)
名古屋の老舗練り物屋「魚又」の直売店
手成形による形に注目!「ミックスはんぺい(8個入450円)」
(©️SAKURA編集部)
名古屋の老舗練り物屋「魚又」の直売店
冷めてもやわらかい、ボリューム満点のゲソ!薄くすり身を巻き、揚げた逸品「やわらかゲソ天(1袋300円)」(©️SAKURA編集部)
名古屋の老舗練り物屋「魚又」の直売店
名古屋名物「鬼まんじゅう」をイメージ。さつまいもがゴロゴロ入った「鬼はんぺい(1個200円)」(©️SAKURA編集部)

魚又 直売店 のマストバイはコレ

名古屋の老舗練り物屋「魚又」の直売店
シャキシャキとしたとうもろこしの食感も楽しい!(©️SAKURA編集部)

直売所人気
もろこしはんぺい…1個120円

甘い北海道産のとうもろこしがたっぷり入った、お子さんにも人気のはんぺい。

名古屋の老舗練り物屋「魚又」の直売店
一つひとつ手作りする職人技が光る逸品(©️SAKURA編集部)

直売所人気
しそ香るモッツァレラチーズのすりみ巻…1個250円

トースターで温めるとチーズがとろ~り。おやつにもおつまみにも◎。

直売所人気
土曜限定 本気のエビカツ…280円
小エビがぎっしり入ったエビカツを、数量限定&揚げたてでご提供!無くなり次第終了となるので、お早目に。

名古屋の老舗練り物屋「魚又」の直売店
外はサクサク、中はプリプリ!練り物屋が考案した本気のエビカツ(画像提供:魚又)

直売店では「女将のこだわりスイーツ」も!

直売店では、市場から仕入れる新鮮な季節のフルーツを使った「季節のフルーツソフト」「季節のフルーツシェイク」、夏はかき氷、秋冬は焼き芋なども楽しめます。岡崎の有名店で修業した女将のこだわりスイーツは、「練り物屋さんでこんなにクオリティの高いスイーツを食べられるなんて」と話題。また、魚又では、かまぼこ作り体験教室を毎月開催しています(要予約)。魅力がいっぱい詰まった直売店に立ち寄ってみませんか。スタッフさんが笑顔で出迎えてくれます。

名古屋の老舗練り物屋「魚又」の直売店
北海道産牛乳を100%使用したソフトクリームがたっぷり!季節のフルーツと一緒にどうぞ(画像提供:魚又)
名古屋の老舗練り物屋「魚又」の直売店
4代目の村瀬哲郎さんと娘の梨紗さん
(©️SAKURA編集部)
名古屋かまぼこの老舗
魚又 直売店

ウオマタ チョクバイテン

愛知県名古屋市熱田区明野町2-35
アクセス:【車】江川線「南八熊町」交差点を西へすぐ【公共交通機関】地下鉄「日比野駅」から徒歩8分

052-681-1571
11:00~16:00
水曜、日曜、祝日
有(無料)
https://nagoya-kamaboko.com/
@kamaboko_uomata
uomata358

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この記事を書いた人

SAKURA編集部_Megumi.Iです!初めての街や初めてのお店ってワクワクしますよね。暮らしに役立つ情報を通して、そんな素朴なワクワクをお届けできるように頑張ります(^^)

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