歴史を感じながら西尾抹茶で一服
本丸丑寅櫓や 鍮石門 、旧近衛邸など見どころ満載の西尾市歴史公園
西尾城の始まりは、鎌倉時代初期に足利義氏が築城した西条城だと言われています。本格的に西条城が使われ始めたのは、応仁の乱で京都の館が焼失したのをきっかけに、吉良西条氏が西尾へ下向した頃。未だ開明できていない部分もあり、さまざまな説も考えられていますが、その後、酒井重忠や田中吉政、井伊直之などが城を整備し、近世の西尾城が完成。明和元年(1764)に松平家の居城となった時、西尾を六万石の城下町として栄えました。
天守は本丸ではなく二之丸に建てられていたという珍しい城だったようです。また、城下町の外周を土塁や塀で囲む「惣構え」の城で、現在、西尾城の中心部だった場所は西尾市歴史公園になっています。
本丸跡には石垣の一部や堀、土塁などが残り、また、園内には平成8年(1996)に復元された本丸丑寅櫓(ほんまるうしとらやぐら)があり、当時の風景を偲ばせています。園内散策の際は、二之丸の表門である鍮石門(ちゅうじゃくもん)、数奇屋風邸宅の旧近衛邸(きゅうこのえてい)、京風庭園が美しい尚古荘(しょうこそう)なども合わせて見学して、歴史を感じてみませんか。
おすすめ
旧近衛邸 お抹茶サービス
西尾抹茶と季節のお菓子を楽しみながら、書院や縁側から庭園を眺めながらのんびり一服。
【料金】1杯500円
【時間】旧近衛邸呈茶10:00~16:00
【休み】月曜(祝日を除く)、12/29~1/3
秋は紅葉の名所として有名な尚古荘の庭園
尚古荘は、昭和初期に米穀商・岩崎明三郎によってつくられた京風庭園で、西尾城東の丸の遺構を生かして作庭されています。1,000坪を超える敷地には大広間や書院、茶室、東屋、門などが配されています。
見事な枯山水が広がる尚古荘の京風庭園は、紅葉の名所としても有名。見頃に合わせて野点が開催されるので、趣ある庭園を眺めながら西尾抹茶を楽しめます。
秋の野点
【日時】2023年11月23日(木・祝)、25日(土)、26日(日)10:00~15:00
【場所】尚古荘
【料金】1杯500円 ※数量限定、雨天中止
西尾のシンボル「西尾城」の一部を復元
西尾市歴史公園
ニシオシレキシコウエン
愛知県西尾市錦城町231-1
アクセス:【公共交通機関】名鉄「西尾駅」から徒歩15分、または、六万石くるりんバス平坂中畑線または寺津矢田線で4分、「歴史公園北」下車、徒歩2分
0563-54-6758(旧近衛邸)
9:00~17:00(旧近衛邸呈茶10:00~16:00)
月曜(祝日を除く)、12/29~1/3 ※園内の散策は自由にできます
入場無料(旧近衛邸呈茶500円)
有(無料)
https://www.city.nishio.aichi.jp/shisetsu/1005437/1002603.html
この記事を書いた人
SAKURA編集部_Megumi.Iです!初めての街や初めてのお店ってワクワクしますよね。暮らしに役立つ情報を通して、そんな素朴なワクワクをお届けできるように頑張ります(^^)
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