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ピークは年2回!豊川産アスパラガス

旬の“おいしい”をレポート!
☆4月の食材☆

アスパラガス

取材産地/豊川市

原産地は地中海東部。日本へは江戸時代に観葉植物として伝わり、食用として栽培されるようになったのは明治時代に入ってから。当時は主に缶詰用としてホワイトアスパラガスを栽培。現在のようにグリーンアスパラガスが普及したのは昭和40年代以降。

愛知県豊川市産アスパラガス
愛知県豊川市/3月~4月上旬は甘くて柔らかい「春芽」が最盛期!
(©SAKURA編集部)

豊川産アスパラガスの収穫ピークは春・夏の2回!鮮度を保ったまま出荷

豊川市はアスパラガスの主要生産地。2月〜10月にかけて栽培されます。中でも生産量が増える時期は2回あり、春芽は3月〜4月上旬、夏芽は6〜8月を中心に出荷。今まさに春芽が最盛期。土の中で冬を乗り越えてたっぷりと養分を蓄えた春芽は、濃い緑色で甘いのが特徴です。

出荷時の長さは約25センチ。土の中からにょきにょきと伸びた太いアスパラガスを、一本一本はさみを使って根元から収穫していきます。気温が高くなるにつれて生長スピードが早くなり、ピーク時には1日2回収穫することも。

愛知県豊川市産アスパラガス
ハウスには収穫を控えたアスパラガスが!肥えた土を好む作物なので、堆肥や水やりに気を遣うとのこと。10年近く植え替えをしないため、最初の土づくりも重要。(©SAKURA編集部)
愛知県豊川市産アスパラガス
気温が高くなると2、3日で10センチも生長する。(©SAKURA編集部)

春芽を一定量収穫し終えると、次は夏芽の準備に入ります。夏芽は、春芽を何本か残して立茎させ、葉で光合成をして蓄えた養分をもとに芽を出します。多年性のため、一度植えれば10年、長いものは20年も収穫可能。だからこそ、「株を病気にさせないように大切にしている」とアスパラガス部会の部会長・山口雄也さんは言います。

朝収穫したアスパラガスは、その日のうちに出荷。鮮度を保ったまま名古屋や北陸などへ運ばれ、品質面で市場から高い評価を受けています。

現在部会員は34名。アスパラガスは比較的どんなハウスでも栽培でき、新規就農者が始めやすい作物ですが、ハウスによって条件が異なるため、圃場の様子や生育状況をしっかり見極めることが大切。部会全体で栽培技術の習得や品質向上に取り組んでいます。「出来は目で見て分かり、頑張った分だけ結果が付いてくる」と、山口さん。新鮮な春の味覚を家庭でぜひ!

愛知県豊川市産アスパラガス
出荷時の長さは約25センチ。1本ずつ丁寧に根元から収穫。(©SAKURA編集部)
愛知県豊川市産アスパラガス
夏芽が最盛期の頃の様子。立茎し葉が青々と生い茂っている。夏芽は葉の養分をもとに芽を出す。(©SAKURA編集部)
愛知県豊川市産アスパラガス
(©SAKURA編集部)

おいしいアスパラガスの選び方

●茎がまっすぐ伸びているもの
●全体的に緑色が濃く、太さが均一なもの
●穂先がしまっているもの
●切り口がみずみずしいもの
根元を少し切ってからキッチンペーパーで包み、
ポリ袋に入れて立てた状態で冷蔵庫で保存。すぐ
に食べきれない場合は、さっと下茹でして(または
電子レンジで加熱して)、冷凍保存しましょう。

愛知県豊川市産アスパラガス
(©SAKURA編集部)

生産者紹介

JAひまわり アスパラガス部会
部会長 山口 雄也さん

お祖父さまが使用されていたハウスでアスパラガス栽培をスタート。今年で9年目になる山口さん。お好きな食べ方は素揚げや天ぷら。「シンプルにお塩でいただくと甘みを感じられますよ」。部会ではさまざまな品種の栽培に取り組んだり、植え替え技術の確立に力を入れています。

取材協力/JAひまわり、JAあいち経済連

※情報はページ上の更新日現在のものです。取材時と一部内容が異なる場合があります。

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この記事を書いた人

SAKURA編集部_Megumi.Iです!初めての街や初めてのお店ってワクワクしますよね。暮らしに役立つ情報を通して、そんな素朴なワクワクをお届けできるように頑張ります(^^)

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