愛知県豊田市生まれの和紙工芸「豊田小原和紙工芸」
和紙原料のコウゾを染色したものを絵具代わりにして、絵模様を漉き込む「豊田小原和紙工芸」。愛知県豊田市小原地域に伝わる美術工芸です。小原地域での紙漉きの始まりは定かではありませんが、江戸時代中期頃にはすでに営まれていたのではないかと言われています。
「豊田小原和紙工芸」が生まれたのは、昭和に入ってから。手漉き和紙が衰退する中で、昭和7年、工芸家・藤井達吉との運命的な出会いがきっかけでした。藤井達吉は小原の和紙の質の良さに着目し、地域の紙漉きたちに、原料が乾く前に植物を加える技法「漉きこみ」を伝授。その後、地域の若者らとともに「豊田小原和紙工芸」を考案しました。工芸品として和紙そのものの芸術性を高め、和紙芸術の価値を確立したのです。
「小原和紙工芸体験館」で紙漉き体験!豊田小原和紙工芸の素晴らしさを感じてみよう
自然豊かな環境にある小原和紙のふるさとでは、鑑賞や体験を通して「豊田小原和紙工芸」の魅力を来場者に伝えています。和紙工芸体験館は、実際に紙漉き体験ができるスポット。絵すき、字すき、葉すき、うちわ、絵すきうちわ、壁掛けなどを制作できます。手作りの楽しさや素晴らしさ、和紙ができる仕組みや原料になる植物の役割など、さまざまな視点で豊田小原和紙工芸に触れてみませんか。
人気の体験MENU①
和紙タペストリー
和紙の原料であるコウゾを使って紙漉き体験! 自分で漉いたオリジナルの和紙を使ってタペストリーを作ります。
■開催/開館日
■対象/どなたでも
■料金/1,500円
■予約/お電話にて要予約
人気の体験MENU②
和紙キャンドル
和紙の原料であるコウゾを使って紙漉き体験!自分で漉いたオリジナルの和紙を使ってキャンドルを作ります。
■開催/開館日
■対象/どなたでも
■料金/2,000円
■予約/お電話にて要予約
「小原和紙美術館」で芸術鑑賞!豊田小原和紙工芸の創始者・藤井達吉の作品も展示
和紙工芸体験館からすぐのところにある小原和紙美術館。こちらには、豊田小原和紙工芸の創始者であり、近代工芸の先駆者である総合芸術家藤井達吉の作品をはじめ、藤井達吉の指導を受けた作家や、現在活躍中の豊田小原和紙工芸作家の作品を展示しています。
1階の企画展示室では、世界のペーパーアートなどの企画展を年数回開催。自然豊かな豊田市小原地域で、のんびりと鑑賞を楽しめます。
豊田で生まれた和紙工芸を鑑賞・体験
小原和紙のふるさと
オバラワシノフルサト
愛知県豊田市永太郎町洞216-1
アクセス:【車】東海環状自動車道「豊田藤岡IC」猿投グリーンロード「中山IC」から国道419号を瑞浪方面へ15km 【公共交通機関】豊田市駅停留所または梅坪駅停留所からとよたおいでんバス乗車、「和紙のふるさと」下車すぐ
0565-65-2151(代表)
0565-65-2953(紙漉き体験)
9:00~16:30
月曜(祝日の場合は開館)
小原和紙美術館:高校生以上200円、中学生以下無料
有(無料)
washinofurusato.jp
obara2018
この記事を書いた人
SAKURA編集部_Megumi.Iです!初めての街や初めてのお店ってワクワクしますよね。暮らしに役立つ情報を通して、そんな素朴なワクワクをお届けできるように頑張ります(^^)
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